あと2週間。続・新入社員の不安を自信に!新就職・新社会人前にやっておきたい『いくつかのこと』

東京写真

近づいてくる初出社日! 高まるドキドキ感・・・。

不安や迷いは、誰でも、いつでも持ってしまうもの。 この時に 「どうするか? 何をするか?」 が分岐点。多くの新社会人が心配を抱えている。 しかし、それは、企業側も同じ。日本で、最も新しく加わる社会人の人達に期待をこめて、前項では『不安を自信に変えよう、シンプルに』と綴ったが、今回は 『で、次、どうしよう?』 をとらえてみた。

あと2週間。  どうする?  何をする???

 

不安や緊張は武者震い。真面目、誠実な証拠。 『たくさんの頑張りと、多くの成功』 を思い出そう。

誰しもが持ってしまう、不安や迷い、緊張感。 ドキドキしてしまいます。 今年の新卒社会人の方々にとって、思えば今までの16年間は 「学校」 という世界、幼稚園や保育園を含めれば18年以上にもなり、実に22年の人生のほとんどが 「学校生活」です。 つまり、「何かを習う生活」 「教えて貰えるという時間」 でした。 今となれば、何だか急に懐かしくも思えそうですね。

「学校」では、知らない事を覚えていくこと、教わること、習うこと、安心して試行錯誤ができた時期。 イコール、失敗してもOKの人生時間。 でも、社会人になるとそうはいかず、知っている事を使う、しかも結果を求められる、判らなくても簡単には教えてくれない、何かにつけて全ては自分、間違いはあり得ず失敗は許されない、うまくできて当然という人生時間・・・。 う~ん・・・、思えば思うほど、不安にもなりましょう。

 

しかし・・・。  「学校生活」 = 「失敗OKだった」 ・・・ これ本当? 真実でしょうか?

実際は、学校生活はいつも、「失敗しちゃいけない事だらけ」ではなかったでしょうか?

既に10年前中学生からは、ほとんどいつも「試験」、つまり、「間違ってはいけない。 失敗してはいけない人生」だったのでは?  中間が終わればすぐ期末…。 また今日も小テスト…。 宿題忘れちゃいけない…。 毎日毎日、塾に通って頑張って、あの高校入試。 ふーっ、やっと入学したあ、と思いきや「より一層、失敗してはいけない人生」へ。 試験生活はヒートアップ、一問足りとも「間違いは許されない」連続。 部活となれば、更に恐怖増。 「ヤッバ… うまく挨拶しなきゃ…」 「ミスしちゃマズイ…」 「エラーしたらどうしよう…」 ようやく引退かあ、と懐かしむ間も無く、あの大学受験。 塾や予備校で勉強、試験、宿題、レポート、それらほとんどが 「失敗しちゃいけない事」 ばかり。 先生からは皆一様に「正解して当然。間違えるな!失敗するな!」と檄を飛ばされ、浪人生からは 「浪人は地獄だぜ」とおどかされ、家に帰れば「ちゃんとやってるのか!?」と迫られて・・・。 幼稚園の劇でも合奏でも、「間違えてはいけない」だったとすれば、生きて来た時間のほとんどが、「失敗するな!」のメッセージ。

人は、失敗した事は覚えていても、よく頑張ったことは忘れてしまいがちです。 実は、これまでの長い時間、もう既にたくさんの 『頑張ったこと』、そして、たくさんの 『成功』を持っているものです。

 

「不安のままでいるか?」 「不安ながらもやってみるか?」

この就職試験でも 『成功』 しています。 多くの人の中で 『合格』 をしたからこそ、今の不安や緊張があります。 では、採用を決めた会社側は、何故、あなたを 『合格』 としたのでしょうか。 誰でも良かったのでしょうか? そんなことは決してありません。 きっと、何かの長所、特長が見えたからこそ、です。 一般的な会社員一人にかかる人件費は、その人の給料の3倍から5倍と言われます。それだけの『大きな投資』をしてでも、『来て欲しい人材』なのです。 とても期待しています。

不安や緊張感は誰にもあり、しからば、その不安を抱えたままで 「どうしよう、どうしよう、」 といるか? それとも、不安ながらも 『やってみよう、続けてみよう、』 と進んでみるか? ここにとても大きな違いがあり、差が生まれます。 大きな分かれ目、分岐点となのです。

 

企業は、社会は、「平成生まれ」に大いに期待を寄せている。

ちょっと平成2年組の背景、日本世相をみてみます。

(How toに急ぐ方は跳ばして次へ。)

平成時代を迎え、世界も日本も激変激動となりました。 誰もよく知らない携帯電話が世に広がり始め、通信インフラ大変化の兆しとなり、小学生の頃にはI-MODE(docomo)が携帯インターネットの入り口を開きます。 世間も世界も、その距離をあっという間に縮めます。 一方、オーム問題を筆頭にした多種多様な主義主張の交錯が湧き起こり、もの心がついたばかりの5歳で自然の凄さ恐ろしさと安全の大事さを目の当たりにします。そう、阪神淡路大震災。 以後、米国9.11、東日本大震災など、社会に出るまでに多くの大きな出来事と向かい合ってきました。 生まれた年にはあのファミコンがスーファミに進化しています。 ドラクエやFFが世を席巻している時に生まれ、気がついた時には、既に先輩たちが基礎をこなして応用へ、さらに発展へ、と急いでいるのです。

進化に次ぐ進化、どんどん広がる発展、革新が急がれる時代。 一方で、長年の安全神話が崩壊、先はどうなるのだろうか?と高まる焦燥感、戸惑いと矛盾を抱えながら平成不況に突入した時代。 この間に、平成2年生は世に誕生し育ちました。 より新しいものへと向かう一方、何が安全か安心なのかが判らない時代、情報ばかりが身の周りに増え、そのどれが本物でどれが偽物かも良く判らない、誰に聞けばいいのかさえ迷ってしまう時代。 その狭間で、人一倍に「失敗しないように頑張ってきた」世代なのです。

よくよく振り返ってみると、「失敗しないように頑張る事」はいつも、たくさん、たくさんやってきていました。だからこそ、その頑張り (堅く言えば生き様と言っても良いでしょう) に、今のこれからの時代を背負って行く強さと長所、実力、魅力を備えている世代、と言えるのです。 まさか傾くとは思われていなかった大手企業がピンチを迎える現代、TPPに見る事実上の産業国境の変革が議論されるような現代にこそ、実は期待されていると言えるのではないでしょうか。

あと2週間! RL流お勧め 『やっておきたい事。 しておくとよい準備。』

①  『新聞』 をよむ。

* 読む欄は3ページ+でOK。 (慣れれば30分)

【自分の勤める企業業種に関係する紙面+為替(¥対)】

【一面】

【三面記事】

*『5分間予測』 をする。

・ 記事から現状を把握して今後どう展開するかを予想予測してみる。(5分間だけでOK)

*あくまで 『新聞』 に目を通す。(その上でネット読みの重複OK)

・ 会社先輩方々は年齢が上なほど新聞派が多いので、実紙面を見ておく事が意外と重要。

・ 最近はネット(YAHOOトップページなど)で記事タイトルしか見ていない人がいる。

*お好みで株価などを。(会社に慣れて来てからでOK)

 

 

②  一度、出社場所まで行ってみる。(自発的にシミュレートしてみる)

*試験や面接などで既に行ったことがあっても、フリーで行ってみるとよい。

*可能なら、当日と同時刻、同ルートで。

*気楽に周囲を観察、洞察してみる。

*替えに余裕があればスーツ姿がお勧め。(当日ではないので汚さぬよう気をつけたい)

*着後、会社付近を散歩してみる。

*近所でコーヒー休憩もあり。

*付近を散策後、ランチ時間まで居てみるのも良いだろう。

*万一、会社関係の人と出会ってしまってもOK。 さわやかに挨拶でもしよう。

「当日に向けて、出社の練習です!」  (むろん、アピールする必要は全くなし。)

③  必ず十日前迄には、一度、持って行くものを準備してみる。

*「早起きは三文の得」ならぬ『早準備は三文の徳』。意外な思い出し、気づくこと、あり。

④  爪を切っておく。(2日前~前日)

*足の爪も忘れてはいけない。

⑤  持ち物に加えたい。

*ハンカチ・ポケットティッシュ 必須。

*ペンはボールペンとシャープペンがあるとよい。(メモ類は当然だが)

*もしあれば、ボイスレコーダー ➡ 会社の方の挨拶や訓示を音録 (誤解を受けぬよう注意)

「社長ご挨拶を録っておきたい。」 という社員をしかる会社は、まずありません。

 

⑥  靴下は必ず新品。 靴は磨いておく。 女子はストッキングの予備を。

*靴を脱ぐ場面が突然訪れたりする。(お里が知れてしまう=一方的な評価が下るのです)

*靴は「かかと」こそ重要、「靴底」も要チェック。

⑦  自分の会社のホームページを、あらためてよく見てみよう。

*幾度となく見たであろう、自社ホームページ。 あらためて、出社直前の社員として見てみる。

*特に読んでおきたい3項目。

■会社代表の挨拶 (ブログがあれば、勿論そちらも併せて)

■会社の理念・社是・ビジョン・目標など

■商品紹介

その商品を利用するユーザーの気持ちになってみて、どんな良さ(利益)を得るのだろうか? などを思いめぐらせてみる位の余裕があると、尚GOOD。

*就職試験時は「合格したい会社」と思って見ていたので、同じページでも、「おぼえる」 「暗記する」という立ち位置だったが、あらためて、『自分の会社』としてみてみることに意味と価値あり。

*その際、憶えるのではなく、どういう事を言っているのか?を、よく考えて、理解してみよう。

(良く分からなくてもOK。まず、考えてみる=目を向けること自体が大事な一歩になっている。)

⑧  お墓参りをして、美味しいものを食べよう。

*古いなあ、と言わずなかれ。 きっと、いいことありますよ。

(遠路の場合などは、その気持ちを持つだけでも。)

*大好物をお腹いっぱいに。 自分へのご褒美だと思って。 (勿論、自分なりの予算でOK)

 

自分以上の自分なし。自分以下の自分なし。

『やっておきたい事。しておくとよい準備。』 は、基本的なことを挙げてみました。 ある意味で至極当然、地味にも見えるかも知れません。 中には、何の意味があるの、と思える事もありましょう。 無理なお勧めはしませんが、何かしら思う所があれば、是非やってみて下さい。

例えば『5分間予測』では、やがて、行間が読めるようになってきます。それは新聞などの読み物に限らず、人との対話の中で、聞く力、読みとる力、理解する力となって表れてきます。 初めは分からなくとも、継続するにしたがって発揮されてきます。 1年後にはかなりの差が、3年後にはその大きさは測り知れないでしょう。 そしてちょうどその頃、初めての大役、大きなプロジェクトを任されたり、リーダー役に抜擢されたりするのです。 つまり、3年先の不安を自信に変えて行く事になります。 今の事ばかり考え、その場をしのぐ方法論(一時の特効薬)を求めてしまうことが多く、3年先の事なんか・・・と思う人が多い中でこそ、今から先を見る少数派ほど、行く道を開いていきます。 しかも、焦らず、コツコツ楽しんでやっていけばよいのです。

これら一つ一つ、その根拠を説明して解説すると膨大になるので、ここでは割愛しますが、全てに理由と根拠、意味、価値があるので、考察深くいるとやがて分ってくると思います。

近年、方法論ばかり注目が集まり、気がつけば方法論のみしか見ていない事もしばしばです。 合理性や効果的な意味での参考にはなりますが、最も大切で、疎かにしてはいけないのが、自分の持つ個性と特徴(特長)です。 どんなに成功へのマニュアル、手法、ハウツーが世間に溢れていても、「自分」らしさは絶対に他の人は持ち合わせていない、世界で唯一です。 (少なくとも私は、社会に出てから今まで、ずっとそう思って来ています。)

自分以上の自分なし。 自分以下の自分なし。 不安も緊張感もあって当然、消せることはない言わば戦友のような存在、そんな風に思ってみてはいかがでしょう。 採用を決めた会社の方々も、奇麗に見せかけた人や、背伸びをした人を求めた訳ではない筈です。

『後記』 & 『おまけ』

≪後記≫

前々項、【新入社員の不安ドキドキを自信に変えるシンプルなこと】 を綴った所、拙筆文章にもかかわらず多くの方々からのアクセスとメッセージ、しかも2度3度と訪れて下さる方々がいらっしゃる事に、驚きと同時に、この世代の方々の真面目さ、真剣さには、胸を打たれる思いがしました。 あらためて2013年フレッシュ社会人の方々(併せて、既に勤め始めている方々・今就動真っ最中の方々)に、月並みですが、是非、楽しく、有意義で幸せな社会人生活のスタートをきって欲しいと思います。

 

≪おまけ≫ 

もうひとつの、おススメ。

■   初出社日からの毎日、100円貯金をする。

ナントカ、カントカ、ようやく頑張ったひと月後、4月30日には3000円貯まっているでしょう。

①  ガンバった自分へのご褒美に、ちょっとしたもの(化粧品?新しいネクタイ?)を。

②  元々両親に初給料で贈り物をしようと思っていたので、チョイ足ししてワンランク良いものを。

③  せっかく30日続けたので、どうせなら365日を目指し2014年4月1日に1周年記念を。

④  ??? 

さてさて、どうする?  ・ ・ ・ 私らしい、俺らしい、そんなアイデアと工夫を!

 

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